2018年1月21日日曜日

草を枕に眠りたい。

こんばんは。猫目書房です。

立て続け更新してすみませんねぇ。

先日、ある方が

絵が描けたり、文章が書けたり、何か表現する才能がある人はいいなぁ。

と言って下さったのですが、

屈託なく笑顔を向けてくれる方とか、
じっくり話をきいてくれる方とか、
疲れた時にご飯やお茶を出してくれる方とか、

飲み会の時にさくっと割り勘計算してくださるのもすごい才能だと思いますです。

猫目はどれも出来ませんから……。

ありがてぇ。ありがてぇ。


画像はクリックすると拡大します~。



そんなわけでこちらの作品を思い出したのでリマインドさせて戴きます。

(初期の頃(7年前?)にもご紹介させて戴きましたが、
プリントアウトして財布に入れておきたいくらい好きな冒頭なので、
まぁ、いいじゃない……。)

--------------------------------------------------------------
草枕 (夏目漱石)
--------------------------------------------------------------

 山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
 
 智(ち)に働けば角が立つ。
 情に棹(さお)させば流される。
 意地を通せば窮屈だ。 とかくに人の世は住みにくい。
 
 
 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。
 どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
 
 
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。
 やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。
 
  
 ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
 あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
 人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
 
 
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、
 寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
 ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降(くだ)る。
 
 
 あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、
人の心を豊かにするが故(ゆえ)に尊(たっ)とい。
 
 
 住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、
 ありがたい世界をまのあたりに写すのが詩である、画である。
 あるは音楽と彫刻である。

 
 こまかに言えば写さないでもよい。
ただまのあたりに見れば、そこに詩も生き、歌も湧く。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------
低気圧のせいか、気温差のせいか眠ネムです。

今宵は草を枕に眠りたいと思いますです。

みなさまも良い夢を~。

=ΦwΦ=<おやすみなさい~☆

2018年1月20日土曜日

遠くの野には花がある。

こんばんは。猫目書房です。

今日は二十四節気でいうところの『大寒』で寒いですね~。
寒さは厳しいですが、一方で七十二候では『蕗冬華(ふきのはなさく)』っちう事で、
地面の下、見えない所では春がパワーを蓄えて動き始めているようです。


旬のものを食べると元気が出ると言いますが、
気の合う友人に会ったり、
好きな場所に行ったり、好きな事をするのでも元気がでますよね。

人生それなりに長いので、都度都度しんどい事もあるかと存じますが、
みなさまも偶にはご自身を労って下さいね (*^^*)


さてさて。
数年前のブログにも書きましたが、猫目は新川和江さんが好きで、



その中でも寒い日・風が強い日・しんどい日に思い出す大好きな詩がありますので

ご紹介します。↓

---------------------------------------------------------------------------
わたしは 何処へ 《新川 和江》ハルキ文庫より
---------------------------------------------------------------------------
わたしは 何処へ
行くのでしょう
人生は荒野だ
とはいっても
歩いて行かない
わけにはいかないのです
風のつよい日
灌木のしげみがさわいで
わたしの髪も みだれました

日も 月も
流れていきます

愛もまた流れ去る
とはいっても
愛なしで生きていけるでしょうか
風のつよい日
思い出がめくれて
癒えたはずの傷がまた いたみました

白い道は どこまでも
つづいています
人生はひとつの旅だ
とはいっても
小鳥のようにとまる枝が
あってのことでしょう
風のつよい日
遠くの野には花がある
じぶんにいい聞かせて 歩きました
--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

自分にもそれなりに色々な事がありますが、
ココロだけは闇落ちせぬよう、
遠くの野(近い将来)には花がある
じぶんにいい聞かせて ポツポツ歩いて行こうと思いました。

新川和江さんの詩、本当に素敵なので
お気に召しましたらご購入して他の作品もご覧になって下さいませね。

=ΦwΦ=それではまた♬

猫目拝

-------------------------------------------------------------
info【お知らせ】
4~5年ほど前に発売した電子絵本がただいま
Kindle Unlimited で¥0だそうです。
宜しければご笑覧下さいませ~。
 いっしょにあるこう。   著:猫目書房

巻末に書いてありますが、売り上げの寄付は継続中でございますです。


0円でもたくさん読んでもらえれば一応配当金はあるのかな(*´ω`*)?
数年前の電子書籍初期の作品なので、大画面で見るとアレなところもありますが
携帯でみると綺麗です。(ひらきなおる)


2018年1月17日水曜日

猫と村正とわたし。

こんばんは。猫目書房です。

明日は新月でお月さんみえませんねー。



猫の眼は月やお星みたいに妖しく美しくペカペカ光って綺麗ですが、

人間の目も光る事があるよ。という不思議で怖いお話があります。

小酒井不木の『猫と村正』です。

小酒井不木さん、面白いですよね~。
医学博士だから(?)そのあたりの知識をからめた
変格探偵モノや不思議怖い話をたくさん書かれています。

青空文庫でも読めますけど、やはり縦書きで紙媒体でじわじわ読むと楽しいです。
前回も少し書きましたけど、
同年代の作家さんのキャラが濃いせいか
現代ではあまり本屋さんで見かけないのが残念です。



更新が少し開いてしまいましたね~。すみません。

昨年末から
風邪気味一歩手前をずーっと引きずっている感じで、
悪寒がひどくて毎日カイロを三つ貼って過ごしております。
いっそガッツリ熱でも出てくれたらいいのに。

そんなこんなで皆さまもご自愛ください。

ではまた。

=ΦwΦ=★猫目拝

2018年1月1日月曜日

吾輩たちは猫であるが、今年は戌年である。

明けましておめでとうございます。猫目書房でございます。

2018年(平成30年!!)

一陽来復/斧琴菊/笑門来福/商売繁盛/健康第一



……という感じで。
皆様にとって楽しい一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

今年の……と言うよりは数年計画の個人的な目標(希望)と致しましては

紙媒体のお仕事は今の数をキープあるいは少し増やしつつ、
『ネット関係の定期的なお仕事もがっつり出来るよう、
 ほふく前進でジワジワ着実ににじり寄る。』ですね~。


とか書いている間にGIFマガジンさんにご紹介戴きました。
仕事とはちと違いますが、ありがたや~。ありがたや~。で、ございます。




ネット大好き。
でも大人数の飲み会は苦手……な私の理想のお仕事スタイル(環境?状況?)は
キューライスさんです。こんな感じで黙々と描き書きできるよう、頑張ります。

スキウサギ「クリスマス」 - キューライス記


そんなこんなで
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


猫目拝

.。.:=ΦwΦ=.。.:*★


一陽来復/いちようらいふく
(悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。)

斧琴菊/よきこときく(良き事を聞く)

…………………………………………………………………………………………………………………………………………
◆【おまけ】
小ネタですけど、干支動物の後ろの本には
毎年その干支に因んだ本がいくつか隠れております。



今年のラインナップは

・夢野久作/神博士

・小酒井不木/神 

・横溝正史/神家の一族

・芥川竜之介/と笛

てな感じです。(敬称略)

小酒井不木……好きなんですけど(詳しくはない)、
       現代ですと若干知名度が低いのが残念です。
       乱歩先生あたりのキャラが濃いせいかしらん?

=ΦwΦ=<ではまた♬