2018年2月10日土曜日

わたしはわたしでひとりで逝きます。




こんばんは。ほぼ趣味ブログ化している
ゆるブロガー、猫目書房です。

ひと月ほど前に第158回 直木賞&芥川賞が発表されましたね~。

直木賞は門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」
芥川賞は若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」

どちらも宮沢賢治先生つながりで、不思議です。
(以降、敬称略)

おらおらでひとりいぐも』(後述)は
宮沢賢治詩集『春と修羅』 永訣の朝 の一節でもあるので、

一介の文豪好きとして読み始めましたらば、最初の一文が
『あいやぁ、おらの頭このごろ、なんぼがおがしくなってきたんでねべか』で、
始まるではないですか。

賢治の短歌に
『わがあたま ときどきわれに ことなれる つめたき天を見しむることあり』
(一部抜粋)

というのがあり、こちらもオマージュと申しますか、
賢治愛が感じられて冒頭からニヤニヤしてしまいましたですよ。

賢治の、このちょっぴり怖い短歌、なんと10代前半の頃の作品で、
今でこそ『厨二病』で片づけかれてしまいそうですが、
この怖いシリーズを集中的に書いていた時期があります。

その辺りの制作背景を
『文豪はみんなうつ』という本にて岩波明さんが精神科医の目線から
類推なさっていてとても面白いです。



賢治をはじめ、文豪の精神的な病に研究されている本は他にもありますが、
この本は賢治以外の文豪作品についても
○○という病によりこういう文學表現になったのではないか?
と推理していたり、あるいは○○と診断されているけれど、
本当は△△だったのでは?……という
岩波さんの文學好きの現代医ならではの分析が興味深いです。


一方で病の事は深く言及せず、賢治は『視える人』という事で、

賢治の『視える・聴こえる』体質から生み出された怪異怪談作品に特化した
作品を集めたアンソロジー、
『宮沢賢治怪異小品集 可愛い黒い幽霊も面白いです。

(『視える人』に関して詳しくは、同書の編者解説をお読み下さい。)

それにしても、また絵よりも文章の方が長くなってしまいましたよ……。

そしてアフェリエイターでもないのに
本の事ばかり書いてしまうのってどうなのですかね?(知らんがな)

冒頭のgifアニメは昔作った作品のショートバージョンです。
賢治先生の生死の境を行き来する世界観に触れてふと思い出したので、ペタリ。

全編はこちら↓お暇な方はどうぞご笑覧下さい。

猫目書房の猫十夜。【第三夜/夜歩く。】 音付きVer



一応、動画用にお話のストックは他にもあるのですが、
今、一人で続きを描き書きするには、時間と体力とPCの馬力が無さすぎます。

そして昔の絵を自分で見るのしんどい。このお話もリメイクしたいす。

宝くじ当たらないかなぁ……。(買ってないけど)

いや、その前に新PCを置く場所を確保しないとですよ。(散らかっている)

それではまた。


Ora Orade Shitori egumo)→『訳:あたしはあたしでひとりいきます』

★【おまけ】
青空文庫 『春と修羅』宮沢賢治(後半に『永訣の朝』が載っています。)

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